絵本『じぶんだけのいろ』 レオレオニ

『じぶんだけの いろ』レオ=レオニ作

今日も「子どもの心を豊かに育てる児童文学」のご紹介をします

前回は、『ビロードのうさぎ』をご紹介しました

今日は、絵本 『じぶんだけの いろ』レオ=レオニ作です

○絵本の読み聞かせが子どもに与えるメリット

・親との愛着をつくる(=アタッチメント)
・想像力をきたえる
・読み書きの練習になる
・知的好奇心をくすぐる
などです

○読み聞かせをする親のメリット

・親の自尊心が向上する
・親のストレスが減る

○子育てをしている親御さんで「子どもに何を読んであげたらいいかわからないなー」「もうネタがつきたなー」という親御さんは、是非ここで取り上げた作品をお子さんに読んであげてください

○他にも自分は子ども時代に、児童文学を親に読んでもらったことがないよーという方は、自分で手にとって読んでいただくか、収録したものを聴いていただいてインナーチャイルドを少しでも癒していただければと思います
(stand.fmで聴けます、趣味なので無料です)

○では、今日ご紹介するのは、
超有名ですけれど、レオ=レオニ『じぶんだけの いろ』です

○作者のざっくり解説

・生きた時代:1910年~1999年
・生まれた場所:オランダ
・イタリアでグラフィック・デザイナーとして活動をしていたが、第二次世界大戦中にユダヤ人であることから亡命を余儀なくされ、移住先のアメリカで、グラフィック・デザイナーとして活躍しながら画家や彫刻家としても活動の幅を広げた
・NYで第一線のグラフィックデザイナーとして活躍していた49歳の時、一緒に電車で移動していたお孫さんのために作られたのが「あおくんときいろちゃん」の絵本で、これがレオ=レオニの最初の絵本となりました。それから亡くなるまでに40冊の絵本を生み出しました
・最期は再びイタリアへ帰国しイタリアのトスカーナで亡くなった

・19世紀の英国を代表する画家、ランドルフ・コルデコットの名にちなんで創設された賞があります。「コルデコット賞」というものです。この賞は、最もユーモアを交え、生き生きとした表現の作品を作った米国の絵本作家に贈られるものです。このコルデコット賞をレオ=レオニは3作品で受賞している
・レオニの描く絵本では、小さな主人公たちが「自分らしく生きること」をテーマとした心温まる物語が展開します

○『じぶんだけの いろ』の簡単なあらすじ

「可哀相なカメレオンは一つの悩みを持っていました。
行く先々、周りの環境で色が変わってしまう・・・
どうして他の動物のように、自分の色がないのだろうか?」

○作品の概要
・1978年の作品
・学生時代に読みましたが、大人が読んでも深い内容で哲学的な絵本だと思います
・対象年齢は2、3歳~
注意:対象年齢は一般的な指標であり、その作品にお子さんが興味を示したり兄弟がいて少し対象年齢が上の絵本でも、「その作品に触れる機会を持てた」ということに意味がると思うので、あまり縛られずに自由に作品を読んでいただきたいと思います

○自分なりの内容考察と感想

よくカメレオン俳優とか聞きますが何の役でもこなせる、なりきれるというものですその役を終えると、本当の自分が分からなくなってしまって暫く戻ってこられない…という記事を読んだことがあります。ですが、これは個人的な意見ですが、わたしは「みんな生きてる人間はカメレオン」だと思います。
仕事をするうえでは、相手の歩調に合わせて、自分の言動を変化させます。自分の意見を変えるのではなく、伝え方を工夫したりします。子どもでさえも、家から一歩出て集団生活を送るようになるとカメレオンのように自分を変化させるかもしれません。それが良いか悪いかは置いておいて、素の自分をさらけ出せる相手とそうでない相手はいます

作者が子どもに伝えたいことは、二つあると思います。
一つは、「自分もカメレオンのようだと感じても、みんなそういうものですから、大丈夫です」
もうひとつは、「あなたに共感してくれる人(ともだち)を探してください」ということです

人の幸福度は、収入がどんなに上がっても、最終的には人間関係の良さで幸福度が決まるという論文が出ています。

余談ですが、カメレオンが亡くなると元の色に戻るのかな…と考えたのですが、亡くなってもその場所の色のままなんだそうです…。明るい場所だったら明るい色、暗い場所だったら暗い色で……。なんだか不思議な生き物です…。

○これからも、子どもの感性を伸ばしてあげられるような、みなさんが癒されるような作品をピックアップしていきます

それではまた

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