整形外科診療所の算定に困らないために


目次


はじめに

算定一覧と保険請求注意事項

実務の具体例

整形外科診療所で使われる略語

整形外科診療所で使われる材料一覧

さいごに


 

 

はじめに

整形外科診療所で事務員の仕事をしていると、算定項目に迷うことはありませんか。

事務員は診療行為をずっと横で見ているわけではありません。診療をしている医師は多忙ですし、必ずしも看護師が保険請求に詳しいわけではありません。

事務員は、カルテの所見や看護師から伝達される診療内容のメモを頼りに、保険請求が可能なものとそうでないものを判断してから算定します。

このブログは、わたしが実際に整形外科診療所で働きながら学んだ算定内容を、具体例を交えながら記載しています。

算定一覧と保険請求注意事項

実務の具体例

【病名】
・第5趾右基節骨骨折
・蜂窩織炎

【診療内容】
弾包固定、ヒビテン消毒

  ↓

【算定内容】
創傷処置・湿布、(摘要欄に弾性包帯固定のコメント記載)

【診療内容】

ヒビテン、ガーゼ、弾包固定

  ↓           

【算定内容】
創傷処置のみ(摘要欄に弾性包帯固定のコメント記載)

【診療内容】

抜糸、ヒビテン、マイクロポア
  ↓

【算定内容】
創傷処置100㎠以下のみ

【病名】
・足関節捻挫

【診療内容】
湿布、患者さんが持参したサポーターで患部を巻いた

   ↓
処置薬のみコメント・湿布

 

【診療内容】

ファシリエイドサポーター足首用、湿布
 ↓
処置薬のみコメント・湿布、自費サポーター

【診療内容】

創傷処置100㎠以下、ゲンタシン、ヒビテン
 ↓

【算定内容】
創傷処置、ゲンタシン

【病名】
・足関節捻挫

【診療内容】
エコー、湿布、ソフラウルファ―
  ↓

【算定内容】
エコー、絆創膏固定術

【病名】
・足関節捻挫

【診療内容】
湿布、弾包
  ↓

【算定内容】
絆創膏固定術


【病名】
・両手凍瘡(=しもやけ)

【診療内容】
水泡を穿刺、包帯で巻いた
 ↓
創傷処置のみ

※凍傷だったら熱傷処置

【病名】
・ひょう疽
 ↓
創傷処置のみ

【診療内容】

穿刺、キシロ5、デカ1
 ↓

【算定内容】
穿刺は入れず、デカドロン、キシロ、関節腔内注射

整形外科診療所で使われる略語

NSAIDS:ロキソニンなど非ステロイド性抗炎症薬
OBS:様子見
RICE:自宅で安静、自宅でやるように
SABにアルツ:肩峰下滑液包内にアルツ
THA術後:人工股関節置換術後
膝OA:変形性膝関節症
テニス肘:上腕骨外側上顆炎

WNL:正常範囲 Within Nomal Limits

整形外科診療所で使われる材料一覧

材料一覧

更新日:2022/2/10

 

さいごに

立ち上げたばかりの診療所以外は、前任者の算定方法・請求方法を踏襲することが多いため、診療所により多少算定が異なります。

また、院長の方針により、がめつく請求する場合もあれば、そうでない場合もあります。

一番確実な方法は、迷ったら国保連・支払基金、最終的には厚労省に尋ねることです。

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